琵琶湖くじら保育園 社会福祉法人くじら琵琶湖くじら保育園

「へいわ」って何だろう?

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「へいわ」って何だろう?

「へいわ」って何だろう?

当園では、人権を大事にし保育を進めており、SDGsについても日々の生活の中で、子ども自身が考え意識を持てるよう願い、少しずつ取り組んでいます。興味をもって日々取り組む中で、継続して学んでいけるようにと考えています。

昨日8月6日は、広島に原爆が投下された忘れてはならない日です。また、8月9日は、長崎にも原爆が投下され、この日も決して忘れてはならない日です。

そこで、そら・くじらチーム(4、5歳児)の子ども達と「へいわ」について考える時間を持ちました。

そら・くじらチームの子ども達に「へいわ」について尋ねると、みんなは少し考えて頭を傾けました。「わからない~。」

そこでまず、戦争について伝えました。~「国と国がけんかをして、戦うこと。」~

80年前の8月6日と8月9日、日本は第2次世界大戦という大きな戦争で原爆という破壊力の強い爆弾を投下されてしまい、その時の日本の様子や暮らしは、今の生活とは全然異なる状況であったことを、子ども達にわかりやすく伝えました。子ども達は真剣な面持ちで、静かに話をじっと聴いていました。

1枚の白黒の戦争のイメージイラストは、焼け野原の様子を表しています。何もかもなくなってしまった町のイラストです。イラストを見て、子ども達は口々に感じたことを言葉にしていました。「なんにもないー。」「黒い黒い。」「壊れてしまってる。」

~もしも今、そんなことになったらどうしよう。~

「戦争って怖いな。いややなぁ。」という声が出る中、今、世界では戦争をしている国があり、苦しんでいる人々がいることを告げると、「えーっ。」驚きの声。

続けて、「日本は二度と戦争をして欲しくないね。」と言うと、「ぜったいいやや。」「してほしくない!」と声が上がっていました。

「第2次世界大戦後ずっと戦争をしないよう大人達が日本を守っているけれど、みんなが大人になっても日本を守ってくれる?」と問うと、「守る!」と頼もしい声。

次に「しあわせ」ってどんな時?どんなこと?か考えました。

そして笑顔になれるシーンを順にあげました。

「おいしいものを食べている時どんな気持ち?」

「好きな遊びをしている時どんな気持ち?」

「家族とお出かけするならどこに行くのが好き?お出かけした時どんな気持ち?」

「嬉しい時、悲しい時、困った時家族がそばにいてくれるとどんな気持ち?家族がいなくなったらどんな気持ち?」

平和だからおいしいものを食べて、やりたいあそびができて、行きたいところに行けて、家族といっしょにいられる。それって幸せなことだ。」と普段の毎日の生活の中には幸せがたくさんあることに気づきました。

そして、最後に将来の夢について尋ねました。

「大きくなったら何になりたい?」

子ども達はまだ、すぐに答えはでてきません。

いろんな職業をあげていくと、自分の思いにヒットする職業があって、表情が一気に明るくなって

「なりたいー。」と憧れの気持ちが急上昇。

ちなみに昨日の人気の職業は「アイドル」でした。

「是非、なりたいものになってください!」と言うと、笑顔いっぱいの子ども達。

「へいわ」について考えることはとても大事で、必要なことだと思います。

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