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先輩からの一言
琵琶湖くじら保育園の朝は合同保育で始まります。
ある日、登園してきた1歳児が、保育士に『ママ、〇ーちゃん』と繰り返します。
『ママと○○ちゃんと来たんやね』と保育士が答えるのを聞いて
「○○ちゃんってだれ❓」と尋ねる5歳児のお友だちがいました。
『☆☆くんの妹だよ。赤ちゃんが生まれたんやで』
と保育士が言うと・・・
「☆☆くん。あのな、赤ちゃんはめっちゃかわいいけど、いっぱいがまんせなあかんで。」
と先輩からの一言。
いっぱい我慢してるんだなー・・・って思うと同時に、なんとなく違和感がありました。
その違和感の理由をゆっくり考えて・・・
たどり着いた答え?に一人でちょっぴり感動し、ちょっぴり反省しました。
私の違和感の理由と正体はこうです。
まず、『いっぱいがまんせなあかんで。』という言葉。
そして、この言葉を発した子の誇らしげな表情。
この二つに違和感を持ったわけなのですが・・・
私自身が持つ【我慢】に対してのイメージはマイナスイメージでした。
しかし、この5歳児の子の言う我慢は「させられている」「仕方なく」という受け身の我慢ではなく、「自分で考えて、自分で選んで」自発的にしている我慢だったのではないかな。そう考えると、あの誇らしげな表情が納得できました。
我慢にはいろいろありますが、「自分で考えて、がまんする」ことが出来るようになるのは、4歳頃からと言われます。兄弟が生まれて嬉しい反面、パパやママを取られちゃう気がして淋しい・・など葛藤が生まれるのも事実。でもその中で、「自ら考えて選んだ我慢」は、この子にとって誇らしいことなのではないかな、と。
それならば・・・
「がまんしなくていいんだよ」という言葉は失礼だな。とちょっぴり反省しました。
これからは、自発的な我慢が出来る優しさを、いっぱい褒めてあげよう。そして、いっぱい抱きしめてあげようと思いました。
勝手に考えて、勝手に出した答えではありますが、
子どもに我慢をさせていることに、負い目を感じて子育てしている人は少なくないと思います。しかし、自発的に我慢ができる気持ちは、子どもが十分に安心できる環境下で育つと言われています。なので、我慢してくれる子に、負い目(ごめんね)ではなく、感謝(ありがとう)の気持ちを、そして、安心感を与えることが出来ている自分にも頑張ってるね!の言葉を・・・
最後に子育ての先輩からの一言(^O^)
子どもを信じて、自分を信じて・・・ 子育て、楽しみましょう☆